2020年6月11日木曜日

mission-2:フィールドワーク_経験と発見の視覚化

◉mission-2のテーマ
「ひとりぼっちの惑星探索」フィールドワーク(FW)

・買い出しや気分転換など、ちょっとした外出・散歩の機会を利用して、フィールドワークの練習をします。
・自分が住んでいるまち(町名のエリア)をフィールドとします。
・いまのような「人と会えない状況」で、ひとりぼっちの惑星で、キャンプ地の付近を探索するようなイメージです。
・観察・記録・表現・共有・振り返り:
フィールド(リアルな世界、現場)に身を浸して味わい
驚き・気づき・発見などの体験を記録し(写真、スケッチなど)
それらを表現に変換し(図解、テキストなど)
他者に説明し、共有する(提出)
さらに、FW全体を振り返る(メタ的視点から)

・このプロセスを何度もくり返すことで、フィールドワークのための態度や身体をつくります。
・課題提出は3回分ですが、これは最低限の活動です。
・このようなフィールドワークを日常生活の一部として取り入れ、しばらく続けてみてください。

◉活動内容

FW-1:まちをみつめる
・自分が住んでいる地区(町名のエリア)
・画面のなかのまち/実際に歩いてみたまち
→下記の実践例参照

FW-2:ものをみつめる
・その地区のなかにある,ものにフォーカス
・対象,テーマ,方法,記録方式など,前回とは変えてやってみる

FW-3:ひとをみつめる
・その地区のなかにいる,ひとにフォーカス
・ただし、ソーシャル・ディスタンシングを忘れないこと
・対象,テーマ,方法,記録方式など,前回とは変えてやってみる

◉実践例(FW-1)

おうちで:
・地図アプリなどで、自分の町名の範囲を確認する
・エリア全体がわかるように画面キャプチャしておく
・これから行く目的地やルートを、地図アプリで確認する
・googleマップの3Dviewなどを使って、まずは画面上で歩いてみる
・この時点での気づきや発見は記録しておく(画面キャプチャ、メモなど)

そとで:
・想定している目的地に向かって、いつものように歩く
・虫の目/鳥の目を意識して、いつもの自分とは違う視点で周囲の様子を味わってみる
・気になったり心が動いたりしたものは
 ・とにかく写真をたくさんとっておく(近づいたり離れたりしながら)
 ・観察スケッチをして、観察メモをとる(できれば一回につき3点以上)
 ・サイズを測ったり、重さを確かめてもよい。それも記録する
 ・さまざまなツールを駆使して、自分の体験と向き合う

おうちに帰ってから:
・フィールドでの体験(画面の中のまち/実際に歩いてみたまち)を振り返り、図解したり、テキストに表すなど、表現に変換する。スケッチブックに残す。

・最後に、3回のフィールドワーク全体をメタ的な視点で振り返り、言語化・文章化する(振り返り図解および振り返りテキスト)
→これらを提出する

※「表現に変換する」にあたり、写真をそのまま使うことは望ましくありません。筆記具を使ってその場で描き取ってみてください。写実的にうまく描くことよりも、全体像や輪郭、ディテールをなぞる感じで
※どのような表現にするのかは、こちらから指定しません。どのような表現がありうるのか、試行錯誤することが重要です

◉提出物

・FWごとの表現物(データ化し、フォルダにまとめる)
・mission-2全体の振り返りテキスト(500字程度):FW全体のメタ的リフレクション(何を学んだかなど、フィールドワーカーとしての発見)
WebDavの指定の場所へ(フォルダ名はハンドルネームで)