2020年6月6日土曜日

m-1:ヒント1-c:図解表現

今回のmissionにおいて、図解のタイトルは、「私とデザインの関係」あるいはこれに準ずるものを必ず入れること。
まず手描きのアイデアスケッチで内容、要素、表現を検討した上で、illustratorで清書します。

◉コンセプトメイキング
図の内容として期待されていることは、
あなたが「デザイン」という言葉や考え方といつどこで出会ったか
どのような経緯で、デザインを専門に勉強しとうと思ったのか
受験時のあなたとデザインとの関係
入学後のあなたとデザインとの関係
現時点のあなたとデザインとの関係
これからデザインの学びをどう活かしていきたいか
・・・などを、フローチャートや年表など、既存の図解技法を参考に視覚的に構成して欲しい、ということです。

◉表現の方向性
図解とは、要素間の関係性の視覚化です。
「〇〇関係」と付けられる〇〇は全て図で表せます。
上下関係、並列関係、因果関係、対立関係、共同関係、包含関係、他人の関係・・・

今回のテーマでは、何を軸に置くかによって、様々な図解表現の方向性が可能になります。
時系列にエピソードを並べていく→年表
因果関係や変化を線でつないでいく→フローチャート
複数のキーワードや説明要素を意味のまとまりごとに座標系に配置していく→マッピング
・・・など、既存の図解方法を応用していけば、

◉図解力アップのために
例年の授業では、受講生それぞれが「これはすごい!」「これはいい!」というインフォグラフィックスをライブラリの蔵書から探し出し、模写する、という宿題を課していました。作者の考えや技法を理解するのに、模倣、模写は有効な方法です。ぜひ挑戦してみてください。
(原田のサンプル2点)
▲インフォグラフィックスを学ぶなら必ずおさえておくべき作品。データビジュアライゼーションのお手本。


▲こちらも、知っておくべき“元祖ピクトグラム”の表現。
同じ形を繰り返し描くのはコンピュータの得意とするところ。情報科学の大学の中に、よくぞ情報デザインコースを作ってくれた!