2020年7月15日水曜日

やってみた⑱:m-3 その8:最後まで粘る

表現物を「完成」とすることは、そこで手を止める=諦めるという意味でもあります。
作者としては、時間がある限り完成度を上げたい・・・。

実際の冊子のかたちにして、じっくり眺めてみました。原寸で実際の使用状況で確かめる、という方法は表現に決着をつける上で重要なプロセスです。
で、実際の冊子のかたちにした課題作品を、じっくり眺めてみました。
「ああ、忘れてた」「そうだ、ここはおもっとこうした方がいい」・・・と、次から次へ出てくる、出てくる。そして締め切りまであと1日、まだ手は打てる。
出来立てホヤホヤの冊子の、直したい、いや直すべき箇所に赤ペンで思いっきり書き込んでいきます。これで、現状を捨てて新しい表現にジャンプアップする覚悟が決まります。

 ◉ひとまとまりのメデァとしての一貫性
インフォグラフィックスの修正、文章の校正・訂正、レイアウトの調整など、一通り赤字を入れれば、これが次の工程の指示書、設計図となります。
時間がないので、Illustrator、Photoshop、InDesignを往き来しながら、粛々と修正作業を進めます。
そして半日後、なんとか「一旦決着」と思えるところまでたどり着きました。

・表紙
何かもの足りないなぁと、色を変えたり、場所を示す記号を加えたりと試行錯誤の結果、タイトルから地図上に伸びる矢印を加え、決着としました。ワンポイントですが、ちょっとしたことで印象が大きかかわり、キャラが立ちました。

・2-3ページ

図にタイトルをつけた。
地図のベースカラーを他のページに合わせた。
スケッチの画質調整(薄くて見えない→Photoshopの「トーンカーブ」を使用)
スケッチのレイアウトを変更し、円形の枠に収めた。
地図からの引き出し形の表現を他のページと合わせた。
本文のコラムをひとつにまとめた。
ページ番号をつけた。

・4-5ページ
図にタイトルをつけた。
スケッチの画質調整。
スケッチのレイアウトを変更し、円形の枠に収めた。
ページ番号をつけた。

・6-7ページ
図にタイトルをつけた。
引き出し罫の使い方とスケッチの配置がイマイチだったので、全ページの表現をふまえて作り直し。スケッチを丸で囲んで引出し罫と繋ぐ方法はこのページで考え、2-3ページにも反映させた。
スケッチの画質調整。
スケッチのレイアウトを変更し、円形の枠に収めた。
ページ番号をつけた。

・表4
見出しの変更(まだしっくりこない・・・)。
ページ番号もつけたけどまだ迷い中。

文章はまだ納得いっていないが、レイアウトはほぼ決着、ということで一区切りとしました。これにて全てのミッション完了です(ふぅ)。