2021年6月28日月曜日

Woodさんの制作日記⑨

天気や時間の足りなさを言い訳にしないぞ、と、今回のフィールドワークにどうしても入れたかった場所になんとか行ってきました。
6月28日10時30分〜11時30分 天気:曇り

mission-2 その4 フィールドワークその3 後編

森町といえば、私の中では、榎本武揚らが旧幕府軍を率いて上陸した場所。函館並みに取り上げられてもいいはずなのに、なぜかあまりスポットライトが当たらない、という謎に迫りたいところです。そしてついにその時が来たかもしれません。行ってきました。
その場所は、国道5号線沿いにちょこんと標識があるだけ。入り口なのか民家なのか、入っていいのか悪いのか、全く分からない謎だらけの場所で、これまで入るのを躊躇していました。
しかし、今日は勇気を出して入ってみました。
神社の参道をクルマで走り抜けてよいのかと、ドキドキしながら奥に入っていくと・・・
赤い鳥居をくぐって、右手の奥に駐車場が・・・ホッ。
クルマを駐車場に留めて、まずは稲荷社を眺めてみます。
木製の装飾は抽象度が高くて上品な感じなのですが、コンクリートの柱とアルミサッシの窓という、微妙なコンビネーションが気になります。
看板から察するに、この先が鷲の木史跡公園ということだろうか?

・榎本軍鷲ノ木上陸地
駐車スペースには、お目当ての場所についての説明看板が。

そして案内表示に従って、海側に向かって階段を降りていくと・・・
小さな公園・・・というより広場が。読書するには結構いい場所かも。
しかしまずは、目的地に向かおう。標識に従って左の奥へ。
えっ?民家?? 入っていいの???(ラジオ番組が大音量で響いている)・・・ドキドキしながら通り抜け、線路を潜り抜けると・・・

海に突き当たり、標識に沿って左を向くと・・・あれっ?
まじ? これだけ?? まさか、これだけ???
これはもったいない、と思う反面、これはこれでありか、とも思いました(強者どもが夢の後)。

・箱館戦争鷲ノ木戦没者之碑
気を取り直して引き返し、もうひとつのスポットへ。
しかし、こちらもどちらかといえば残念な状態になっています。
箱館戦争においてこのエリアは戦場ではなかったし、元々この地に生活してきた人々にとっては戦乱はただの迷惑でしかなかったのかもしれない、とも思ってしまいました。

今回のスケッチはこちら。

・後日追加
7月1日(16時30分〜17時30分 天気:晴れ)
駅周辺にあるランドマークについて、追加調査に行ってきました。町役場の脇にある蔵、〇〇ゆかりの地(石碑)、三好神社と彫られた石碑(森町稲荷神社境内)、さざれ石(森町稲荷神社境内)などを確かめてきました。
さて、フィールドーワークはとりあえずこれで終了。振り返りレポートをまとめたら、いよいよmission-3に取り掛かります。ひょえ〜、時間ギリギリだなぁ。がんばろう。

2021年6月23日水曜日

Woodさんの制作日記⑧

一気に夏か・・・と思いきや、適度に涼しい曇りや雨の日が続いています。晴天を待っていても課題が進まないので、「どりゃー」っと、出掛けることにしました。

mission-2 その3 フィールドワークその3 前編

これまでのフィールドワークで、森町には何やら石やコンクリートを用いたモニュメントが多いと感じました。これを踏まえ、今回のフィールドワークは「石碑」や看板など、森町の歴史にまつわるスポットを巡ってみることにしました。6月23日朝、10時ごろから11時30分くらいまで、クルマで移動しながらの探検です。

・明治天皇御上陸碑/森桟橋跡
最初に向かったのは、こちら。JR森駅のすぐ東側にある二つのモニュメントです。

上の画像の奥側、矢印で示したところが「明治天皇御上陸碑」。そう、海の中に立っているのです。しかも線路に阻まれて、海側まで行けません(泣)。次回は双眼鏡持ってこなければ。
手前にあるのは、「森桟橋跡」。こちらは石碑のみで、実際にどんな桟橋だったのかは分からないままです。これももう少し詳しく調べてみたい。

・御幸公園
さらに東へ数ブロック進むと、昭和〜平成のイメージの公園があります。

ここは完全にどこにでもある公園、という作りになっています。ただ、南東の隅にある公衆トイレ(左の写真の左端)は、南大門かと思うような凝った作りで、町のイメージに合わないなぁと思いました。

・明治天皇森行在所(あんざいしよ)跡
駅前の大通りに戻ってくると、古い蔵と現代的な建物に挟まれて、門に閉ざされたスペースがあります。
ここは明治天皇が北海道御巡幸の際の行在所とした旅館の跡だそうです。なんというか、あまり注目を集めたいという感じはありませんね。
門の前には、「明治天皇森行在所跡」という石碑と、その奥には「とのゐの松記念保護樹木」の看板があります。

・鳥﨑稲荷神社
森駅から大通りを西に向かって1.5キロほど行くと、鳥﨑稲荷神社があります。
T字路の角から急な階段を上がっていくと、背の高い針葉樹に囲まれた社殿が見えてきて、別世界への入り口のような感じもします。真夏の暑い日にここで佇むのはとても気持ちがいいかもしれません。残念なのは、座れそうなところが全くないことです。神社だから仕方ないか。

・青葉ヶ丘公園
国道5号線を回って、町の中心部に戻りました。青葉ヶ丘公園は、初回のフィールドワークで歩いたオニウシ公園と並ぶ、巨大な公園です。
この公園内にもいろいろなシンボルが置かれています。多くは石に文字が刻まれていましたが、天気が下り坂で気持ちに余裕がなく、書かれている内容までは把握できませんでした。

今回のスケッチはこんな感じ。
明治天皇御上陸碑→森桟橋跡→御幸公園の黒ネコ→明治天皇森行在所跡
鳥﨑稲荷神社→青葉ヶ丘公園
青葉ヶ丘公園忠魂碑

・補足
後日(7月1日)の夕方16時〜17時30分、この日歩くことのできなかった公園の北側をちょこっとだけ歩いてみました。
まだまだあった、モニュメントが・・・。やはりそれぞれの来歴をちゃんと調べてみたくなりました。

2021年6月21日月曜日

Woodさんの制作日記⑦

暑い日が続いたあとは、蝦夷梅雨?と思われる微妙な天気の日ばかり。今日も天気予報は雨でしたが、早朝はまだ曇り状態だったので、このチャンスを逃すまい、とフィールドワークに出かけたのでした。

mission-2 その2 フィールドワークその2

今回のフィールドワークはテーマを決めて臨みました。それは、「謎の生物の謎を解け!」。謎が被っているが、これはご愛嬌。生物自体も謎だし、何故この生物なのかも謎だからだ。
駅前の通りは普段からクルマでも、歩行でも、よく利用するのですが、その度に視界に入ってくるなぞのキャラクターがいるのです。今日はそれを中心に、街を眺めてみようと思いました。

歩いてみた

朝8時過ぎに家を出て、森町のメインストリート(家から徒歩5分)を歩いてみました。森町も一般的な地方の中心街の例に違わず、メインストリートといえども歯抜け状態の空き地や、シャッターが閉まったままに見える建物が多くあります。もちろん早朝なので、まだ営業時間になっていないために開いていないだけの店舗もあると思います。これについては、後日改めて確認しに来ようと思います。
下図のグレーの線の部分が今回歩いたところです。駅前のメインストリートを、謎のキャラクターを辿って見ました。
そして、図にも描かれていますが、今回のターゲットはこれ。
グラフィックデザイナーとしては、色々な意味でモヤモヤします。が、喧嘩を売るつもりもなく、単純な好奇心から、いったい何匹(でいいのか?)いるのか、数えてみました。
結果は・・・18!(見落としがあるかもしれません)
確認できて、満足です。

スケッチvs雨

このキャラクターを追いながら、写真はたくさん撮ったのですが、いざスケッチ、というところで雨が・・・。スケッチの数は課題の条件である10点に至りませんでした(泣)。しかし、色々と気になるものも見つかり、3回目のフィールドワークに賭けます。



おまけ

フィールドワークから戻って、調べてみました。この子の名前は「もーりー君」。なんと着ぐるみもあるらしい。「大通り本町商店街」のゆるキャラ・・・。

2021年6月14日月曜日

Woodさんの制作日記⑥

 北海道も、いきなり夏到来?まだ気温は20°C代前半ですが。ちなみに私は、暑いのは完全に苦手です。さて、いよいよふたつ目のミッションに突入です。お絵描き楽し〜っ、の時間がやってまいりました。

mission-2 その1 フィールドワークその1

 最初のフィールドワークは「オニウシ公園」に決めていました。散歩しながら、面白いものがいろいろあるよなぁ、と狙いをつけていたのです。
外に出てスケッチするのは一年ぶりなので、今回はウォーミングアップも兼ねて、わかりやすいものを描いてきました。


「へたくそ!」って?・・・いいんです、もう美大受験はしないので。
観察がテーマです。じっくりと対象を眺めて、輪郭をなぞることで体の中に取り込んできました。
ただ、この時期は暑過ぎて、1箇所に留まって表現に集中しすぎると、クラクラしてきますね。後半はスケッチするパワーが残っていませんでした。
もちろん、写真でもしっかり記録してきましたよ。

「へたくそ!」って?・・・いいんです、これが実力なので。
自分が現場で何をみていたのかを思い出せるぐらいの資料としては、充分だと思います。
約2時間、惑星探査を満喫しました。

家に戻って、振り返りも一気にやってしまいました。
まずはスケッチと画像を見ながら、レポート作成。



これをもとに、振り返り図解を作りました。
タイトルは「森の石 なぜだろう」(石ノ森章太郎とは関係ありません)
今回の表現では、地図上に発見したポイントをマッピングする、という方法でまとめてみました。procreateをマスターしたいので、今回もデジタルスケッチです。

さてこのあとは、レポートに写真やスケッチを適度に配置して、仕上げます。
提出物としては
・レーポート
・振り返り図解
・スケッチ類一式
となります。WebDavのmission-2フォルダの中にアップしておくので、受講生の皆さんは参考にしてください。

さて、次のフィールドワークはどうしようかな・・・。

2021年6月13日日曜日

Woodさんの制作日記⑤

 自己紹介シートについて、pagesで作ってみましたが、これをAdobe Illustratorでやったらどうなるか。
やってみました。

mission-1 その5 イラレを使うと

pagesを使って原稿が完成している状態になので、これをAdobe Illustrator(以下、イラレ)に置き換えるのは、グラフィックデザイナーならお茶の子さいさいです。

左がpages、右がイラレで作ったものです。イラレでは「私とデザイン」の図も作り直しています。
解像度が落ちれしまったので、左右の違いはほとんどわからないと思いますが、実は文字組の印象がかなり異なります。文字間隔が調整されているため、改行位置が変わっていることに気づいた人はさすがです。これによって紙面全体の印象もちょっと変わりました。
ちなみに、左のpagesのデータをもとに右のイラレのデータを作るのに2時間。図解の作り変えも含んでの時間です。作業フローが見えてからの効率的な作業はイラレの真骨頂と言えます。


「私とデザイン」の図解は、比較のため、手書きのレイアウトをほとんど踏襲してイラレに起こしました。このように、イラストの部分や文字の大きさなどが整うことで、まだまだレイアウトに工夫の余地があることに気付いてしまいますね(笑)。

イラスト部分も、がんばって手描きでの表現を再現しました。イラレでこのようなイラストを描くには、パスを使って線や絵を描く方法についての理解、イラストを構成するパスの前後関係や分割方法などについても理解しておくとよいです。

Adobe Illustratorはグラフィックデザインに限らず、ビジュアルデザインの要となるツールの一つとなっています。私ももう30年近く使っていました。すでに、仕事には欠かせない道具と言えます。でも、デザインを学ぶ皆さんには、「イラレが使える」ということと「デザインできる」ことは全く別次元の話だということを知っておいて欲しいと思います。なぜか?それはまた別の機会に。

Woodさんの制作日記④

今日は晴れ。外に出たいところですが、早いところmission-1を片付けたいので、パソコンに向かいます。 
AdobeCCを持っていない想定・・・ということで、Apple社のパソコン=Macにもともと入っているpagesというワープロソフトを使うことにしました。
※たぶん、Microsoft Wordでも同じことができると思います。たぶんというのは、私がMicrosoft Office 3兄弟(Word、Excel、PowerPoint)を持っていないから(2005年のある日、この三つのソフトは一生使わないぞ、と決めたから)です。おかげで、いろいろな場面で人に迷惑をかけていますが、特にPowerPointが使えない!というのは自慢です。

mission-1 その4 自己紹介シートのレイアウト

自己紹介テキスト、「私とデザイン」図解、ポートレート、作品画像と説明テキストが揃ったので、指定のフォーマットで配置してみます。
作戦はこうです。まず新規ファイルを開いたら、課題資料として提供されているtemp.pdfを背景に敷きます。やり方、わかりますか?

これをガイドにして、本文と作品説明のテキスト部分に「テキストボックス」を配置します。
ポートレートはあらかじめ正方形にトリミングした画像データを配置、作品画像と「私とデザイン」図解も直接配置しました。
本文のテキストボックスは、日本語氏名、英語氏名、学生番号、本文の文字サイズと行間が異なるため、それぞれの部分を選択して、文字サイズと行間を指定しました。
ポートレート ですが、実は使いたい写真の横幅が足りないため、Photoshopを使って加工しています(Adobe、使っちゃいました)。
フォーマットに指定されている罫線もちゃんと入れて、全ての素材がかっちり配置されたのを確認したら・・・・
背景に敷いたテンプレートのpdfを削除します。
もう一度、文字内容、レイアウトなどを一通り確認して・・・OKならばPDFファイルとして書き出せばミッション完了!

本当はプリントアウトして、壁に貼って、じっくり2日間くらい眺めて、アラを見つけたらそれを直して、最終提出、というのが理想ですが、今回はこれで完成とするか。

Woodさんの制作日記③

mission-1の続きです。今日は雨、ひきこもっての作業にはもってこいです。自己紹介シートに掲載するインフォグラフィックスの制作に取り組みました。
今年度はAdobeさんに頼らない、と言う選択肢も含まれているので、私も別の方法に挑戦しようと思います。
図解部分は手描きで勝負!巷では「グラフィックレコーディング」が注目されています。これにあやかって、グラレコ風図解に挑戦します。ツールは、いろいろ悩んだ結果、iPad用のお絵かきアプリとして人気のprocreateを使ってみます。このアプリは有料(¥1,220)で、私も使ってみようと随分前に購入したものの、実は今回初めて使います。不安・・・ですが、まぁ、やってみよう!

mission-1 その3 「私とデザイン」図解制作

図解にあたり、まず何をどう説明するかを考えました。
大まかな説明の構成をまずはラフスケッチで描いてみます。

私が函館に移住する前から、函館に移住してから今日に至るまでの活動の変遷、みたいな構成にしようと思いました。構成をイメージできたので、まずは説明内容を文章にしてみます。伝えたいメッセージをもれなく伝えるために、この過程は必須です。
原稿をもとに、レイアウトの方針をスケッチで確認します。



かなり大雑把な全体レイアウトですが、頭の中にはかなり鮮明にレイアウトイメージができました。あとは、「脳内グラレコ大作戦」・・・つまりアドリブ、出たとこ勝負です。

覚悟はできたので、procreateアプリに向かいます。このアプリ、タイムラプス機能があるので、私の苦労の跡を、映像でお見せしましょう。


ムービーの序盤は、作業に入る前にブラシツールを選んだり、機能をいろいろ試しているところです。一発勝負で、どうなるかと思いましたが、なんとかなるものですね。
そして、完成した図解表現がこちら。

これくらいの情報量と素材なら、私の場合はイラレを使えばアッという間にできてしまうのですが・・・。今回は、イラレが使えない場合、という想定で、新たなツールにチャレンジしてみました。procreate、これからはいろいろ活用できそうです。トライしてみて、よかった。

これをイラレで表現したらどうなるか・・・は、後日改めて報告します。
さて、自己紹介シート全体のレイアウトに進もう。

2021年6月10日木曜日

Woodさんの制作日記②

 締め切りが既に過ぎていたり、締め切りが迫っていたりする、様々な「デザインワーク」「事務仕事」がなんとか片付きました。さて、missionにとりかかるぞ。

mission-1 その2 原稿制作

最近、文章を書くためのツールとしてGoogleドキュメントを使っています。いろいろなデバイスからアクセスできるので、いつでもどこでも描いたり推敲したりできて、助かります。

早速、原稿を書いてみました。

約2時間、書いては削って、並べ替えては戻して、を繰り返しながら、既定のフォーマットを埋められるくらいの文字量になったところで今日は終了。
あとは、レイアウトに流し込んでから、文字数の調整をしようと思います。

私はビジュアル思考は得意ですが、文章を書くのはどうも苦手です。しかし、現場の仕事の中で、広告用の「コピー」を考えたりパンフレットの原稿を自力で作ったり、という経験と苦労のおかげで、最近はなんとか自分のことばでいろいろなことを説明できるようになりました。あ、もちろん「読書」によっても鍛えられてきたと思います。

デザイナーが自分の活動をことば(文章)で説明する、というのはプロとして欠かせないスキルです。もちろんこれは、デザイナーに限ったことではありませんが、デザイン行為はただのお絵かきではなく、「説得」です。まだ世の中にないものについて、これがあったらこんなにうれしくなる(はずだ)よと、相手に納得してもらうためには、絵とことば、そして図解を駆使して表現しなければなりません。そして、これらはやり方を知っていても、実際に試しながら磨いていかなければ、できるようにもならないし、うまくもなりません。しかも、一生続く・・・。
受講生の皆さんも、一緒に、それぞれ、頑張りましょう。

2021年6月2日水曜日

Woodさんの制作日記①

公立はこだて未来大学「情報デザイン1」受講生のWood Stewartです。他の受講生の活動の手がかりを提供すべく、私自身の惑星探査mission遂行の過程を、日記形式でここに残していこうと思います。

mission-1 その1 ポートレートの撮影

今日は天気も良くちょっと時間ができました。そこで早速、課題制作にとりかかりました。今日は、mission-1のためのポートレート撮影を行いました。
課題「自己紹介シート」製作の趣旨は、デザインを学ぶ者としての所信表明です。どんな写真を載せるかも重要なデザインだと思います。普段見かける「AXIS」や「WIRED」 といった尖ったデザインメディアの人物紹介写真を改めて見直すと、当然のことですがかなり手間をかけて撮影しているのが分かります。学生だからといって、カメラや照明、撮影場所などにコストをかけられない・・・というような言い訳はせず、精一杯背伸びしてかっこいい写真を撮る!というコンセプトで、約2時間ほど、ポートレート撮影にチャレンジしました。

・撮影準備

まずは見た目から。普段、髪の毛はほとんど洗って乾かすだけですが、今日はちょっとだけ整髪料なども使ってみました。在宅仕事が多くなって普段着もTシャツがデフォルトになりつつありますが、今日は久しぶりにシャツを着てみました。メガネとサングラスも一応小道具として準備。
撮影機材はiPhone11Pro、自撮り棒、レフ板代りの梱包に使われていたスチロールの蓋、そしてこれまたレフ板がわりの内側が白い日傘、です。
撮影時間はだいたい午前10時から12時。太陽の位置が高くなって室内は日光は直接入らないくていい感じ。でも屋外は真上からの光でちょっと難しそう。

1. 室内で撮ってみた

狭いアパート暮らしなので、屋内で撮影できる場所はほとんどないのですが、窓ぎわにちょっとだけそれらしい空間があるので、ここで撮ってみました。

1-1. 衣装と小道具
メガネ、サングラスはやめよう・・・。反射が制御できないし、なんか思ってたんと違う(シャアにはなれい、ボクは)。

1-2. 光の向き

3点とも、同じ場所で撮っています、が。
左は向かって右側に窓からの光で程よい立体感。
真ん中は窓を背にしているのでいわゆる逆光で、雑な感じ。
右は窓からの光を正面に受けていて綺麗だけど、なんか平面的。背景には家の中を隠すため、黒いカーテンをひいてます。
この中だったら、左の横からの光がいいかね。

2. 屋外で撮ってみた

森に住んでいるのだから、演出として「森のデザイナー」を気取りたい。近所の公園で撮影してみました。

2-1. 光の向きと反射
左は木陰、背景に日向が写っているのでいかにも日陰感が。
真中は日向。午前11時過ぎなので日差しがほぼ真上。悪くないけどスナップ写真感が。
右も日向だけど、レフ板を使って影側にも光を当ててみました(右隅にチラッと見えてます)。真ん中の写真と比べると、効果絶大。雑誌のグラビア写真ぽいね。
2-2 ポーズ、カメラアングル、演出
左上:公園の遊具とともに、フルショット。
中上:空を見上げる。
右上:俺はここにいるぜ!
左下:森のデザイナーさ
中下:続・森のデザイナーさ
右下:観光地ではついやっちゃうヤツ。結果は・・・ダメなヤツだね。
外では様々な発見があるし、テンションが上がる小道具がいっぱいあるし、調子が乗ってくると色々なアイデアを試したくなります。しかし、主題を忘れてしまわないようにね(汗)。
逆光やトリミングも写真で語るための演出に使えるよ。
右の写真が今回の機材(日除け傘、レフ板用スチロールの蓋、そして自撮り棒。

3. おまけ

外出制限などもあり、受講生の皆さんは一人でこのポートレート撮影に臨むのが基本となるでしょう。しかし、家族などの協力を得られれば、表現の幅も広がります。ただし、そのための大変さもついてくる。
さて、どの写真を使おうかなぁ。

(文責:Wood Stewart)