2020年7月18日土曜日

やってみた⑲:映像プレゼン その1:企画

映像作品制作のアプローチ方法も、他の様々なメディア表現と同様に無限にあります。
広告CM、ドキュメンタリー、ドラマ仕立て、ニュースや紹介番組、etc.
作品紹介なら、日曜美術館など・・・
ドキュメンタリーなら、プロジェクトX(もう知らない世代?)やプロフェッショナル、情熱大陸・・・
プレゼンテーションそのままのTED・・・
かたちから入ると、際限なく妄想が広がって、収集がつかなくなりますね。

◉何を伝えるか
情報デザインはコンテンツから、という基本に戻って、まずは何を伝えるべきかを文章にしてみました。
課題作品のプレゼンテーションは課題の説明になりがちですが、そうではなく具体的に、自分が何をしてきたのかを書き出してみます。

◉シナリオ制作
これを1分に収まるように、iPhoneのボイスメモを使って、音読を録音しながら、修正(冗長な部分の削除、言いやすさや繋がりの調整)していきます。
第一稿は2分・・・。
第5稿で59秒・・・もっと削らねば。だけどとりあえずこの辺で、表現の構成も考えたい。

◉絵コンテ
シナリオを書きながらも、画面についてイメージはしています。これを絵コンテにしてみました。
ラフすぎるって?いいんです、自分がわかれば。
・・・まぁ行けそうなんだけどスカスカな気もするなぁ。

◉アニマティクス
表示する材料は決まったので、もうすこし本番をイメージできるよう、表現を進めます。
アニマティクスは、映像のプロトタイプといったところ。本番前に絵コンテやCGなどを使って映像を作り、仕上がりの方向性を確認するための表現物です。プリビズ:プリビジュアライゼーションとも言うらしい。
今回はKeynote(パワポのようなプレゼンソフト)で、画面の流れを作ってみました。
うむむ、やはりグラフィックデザイン的にちょっとスカスカかな。
しかし締め切りもあるので、これをベースにデザインを詰めていきます。
シナリオ=ナレーション原稿を読みながらこのKeynoteプロジェクトを調整して、画面切り替えのタイミングや表示要素の調整を行い、最低でもこの状態で映像化して提出できるようにします。

◉ナレーション録り
身の回りのツールだけを使ってどこまでできるかを試そうと、本番用のナレーションもiPhoneのボイスメモを使ってみます。で、毎回録音しながら、文言も少しづつ訂正して、最後まで一通り喋り切るのに16テイク(泣)。まだ微妙に噛んでいますが、ここで諦めて映像と組み合わせることにします。

◉音の調整
Adobe Auditionを使って、歯擦音の除去や尺の調整(結局1分10秒かぁ)を行い、作品の骨格となる音声データを整えます。

(続く)